迂闊だった!
いつの間にか、『ダーク・タワーVII』の上巻が出ていた……。
どうやら10月末ごろに出たらしい(詳細不明)。
今月末に、中巻が出るのは知っていたんですけれども。

『ダーク・タワーVII』が11月発売ということは聞き知っていたので、
10月末に書店で文庫の発売予定を確認した際、店員に、
「スティーヴン・キングの『ダーク・タワーVII』の発売日を知りたい」
と伝えたところ、彼女は「11月末の発売ですー」と仰せだったのだ。
(いやまあ、若干……いや、明らかにいい加減な返答ではあるが。)

後日(11月に入ってから)、別の書店で、貼り出してある発売予定表に、
"11月28日『ダーク・タワーVII(中)』"と書かれていたので、
これは私の知らぬ間に上巻が出たのか、と思い、
新刊コーナーをくまなく物色したのだが、何故か上巻は見つけられず。
既刊コーナーにも無かったので、きっと"(終)"の間違いなのであろうと
(だって『VII』が最終巻なわけだし)、勝手に納得し、
店員に質すこともしていなかったわけですが。

私としたことが、とてつもなく迂闊だったぜ!!!!!
もう発売から2週間も経っているじゃないか!
それなのに私ときたら、のうのうと京極夏彦の『狂骨の夢』を
読み返していたとは……(しかも、今いちばん良いところ(笑))。
ああ、迂闊すぎて涙が出るよ。

これがどれほど迂闊な行為なのかといえば、


 病院の待合室で、ふと何気なく隣りに座っている男性のほうを見たら、

 彼はたまたま『週刊少年ジャンプ』を開いており、

 偶然にも、当時私がコミックスでしか追っていなかった

 『DEATH NOTE』を読んでおり、

 あまつさえ、よりによって偶さか目に入ったそのページで

 ちょうど夜神月が死んでいた。

 (実話)


そのぐらい迂闊。
ありえないほどに迂闊。
一生の恥だ(そんなにか!?)。

そんなわけで、私はこれから、ローランドご一行様の、
最期の旅、最期の物語の始まりを目にすることになります。

……まあ、とりあえず『狂骨』を読み終わってからね。
あと10分もあれば読み終わるでしょう。

それにしても、私はいったい何度読み返せば気が済むのか、
『妖怪シリーズ(京極堂シリーズ)』……(笑)。



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# by zbeat | 2006-11-15 22:47 | スティーヴン・キング
地獄の軍団
某100均で、こんな素敵な置物を発見しました。

e0085092_22122836.jpg


その名も"地獄の軍団"。
勿論1体100円。
だから3体で300円。

とても1体100円とは思えない、精緻な造りに感動し、
3体揃ってお買い上げ。
現在はPCの筐体に鎮座ましましております。

か……可愛い……。

しかしだ。
気になるのは、3体、3種類であるにもかかわらず。
台座の裏面には、どれも"地獄の軍団1"と書かれている。
"1"ということは、2や3があるのか?

乞うご期待だな!



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# by zbeat | 2006-11-14 22:26 | リビングデッド、もしくはゾンビ
輪廻転生
よく、「俺はシド・ヴィシャスの生まれ変わりだ。
何故なら誕生日がシドの命日だから」などと
仰る御仁がいらっしゃいますが。
(いやべつにジョン・レノンだろうがジミ・ヘンドリクスだろうが
ランディ・ローズだろうがジャニス・ジョプリンだろうが、
それはだれでも良いんですけれどもね。)

それは絶対におかしい!と、私は思います。

織田信長だとか、小野妹子だとか、平将門だとか、
諸葛亮孔明だとか、レオナルド・ダ・ヴィンチだとか、
そういった遥か大昔にお亡くなりの方々の生まれ変わりなら、
信じる信じないはともかく(いや、信じないが)、
まあそんなこともあるかね、って感じなんですが。

近年亡くなった著名人の没年月日と誕生日が同じだから、
その方の生まれ変わりだなんて言われましても、
そりゃあねぇだろうと思うのです。

だって、よく考えてみてくださいよ。
没年月日というのは、その方がまさに死んだ日。
仮に人間に、魂やら霊魂やらなんかそんなようなものがあるとして、
ある人間が死んだその瞬間に、それは肉体から離れると考えたら、
その日に生まれたからって、その赤ん坊と死人の魂には、
なんの関係も無いじゃないですか。

その日に生まれたその赤ん坊は、少なくとも、その十月十日前には、
もうこの世に存在していたということでしょう。
いや、そのさらに前、精子もしくは卵子として誕生していたとさえ言える。

これじゃあ計算が合いません。

もしも没年月日と誕生日の一致を根拠に
自分はだれかの生まれ変わりだと証するならば、
その生まれ変わられたほうの人間(変な日本語(笑))の
魂だか霊魂だかなんだかそういったものは、
生まれ変わる(予定)の人間となる(予定の)
精子もしくは卵子として、死の10ヶ月以上も前に
転生しているとでも言うのか。

じゃあ残ったほうの肉体ってなによ?
魂が抜けたからこそ死んだということか?
そうなのか?

私にとっては、ある人間が死んだそのときに生まれた
精子もしくは卵子から、その人間の生まれ変わりが誕生する、
と考えたほうが、よっぽど自然なんですけれども。
100歩譲っても、ある人間が死んだそのときに受精した胚から
その人間の生まれ変わりが誕生する、としか考えられません。

例えば、ジョン・レノンは1980年12月8日に死んだ
(というか、殺された)わけですが、その日に発生した
精子もしくは卵子が翌日受精し、十月十日を経た
1981年10月10日前後に誕生したお子さんが、
ジョン・レノンの生まれ変わりだと言うならば、
まあ、可能性として間違ってはいないことは認めます。
(ややこしいので、時差は考えない。)
そんなこともあるかもしれませんね。
べつに信じちゃあいないですが。

仮に、ジョン・レノンの死んだ1980年12月8日に生まれたお子さんが
彼の生まれ変わりだとしたら、それまで彼とはまったく無関係だった
そのお子さんに、そのとき突然、彼の魂が宿ったということになります。
そりゃ転生じゃなくて憑依だろ(笑)。

そんなわけで、皆様。
ご自分のお誕生日から十月十日遡ったその日に
お亡くなりの方を探してみてください。
ひょっとしたら、貴方はその方の転生かもしれません。

没年月日(命日)データベース



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# by zbeat | 2006-11-08 23:50 | オカルト
笠地蔵の秘密
笠地蔵の謎

前回、"『かさじぞう』の地蔵は、いったいどうやってじーさんへの
恩返しの品々を入手したのか"と推理しておりましたら、
地蔵は世にも恐ろしき略奪団、畜生働きと化し、
一夜明けてその惨状を目の当たりにしたじーさんはショック死、
それを見たばーさんも気が触れた挙句に首を括るという結末を迎え、
『かさじぞう』は、なんともはや残酷な、悲しく救いようの無い
お話になってしまいましたので(そこまでじゃなかった)、
今回は、もうちょっと明るく楽しくマイルドに、
その秘密に迫ってみたいと思います。

殺生はご法度ですよ、お地蔵さん。
(いや、お前のせいだから。)

そうはいっても、前回同様、町へ行ったところで、
なにしろ年の暮れ、大晦日でございますから、
皆様が早々に店じまいして引き上げているであろうことも、
地蔵どもが金なぞ持っちゃいないであろうことも、変わりはなく。
やはり、この極悪地蔵どもは、
なにかしら尋常ならざる手段に縋るしか無さそうです。

しつこいですが、地蔵とはいえ、魔法のように次から次へと、
ご恩返しのお品物を虚空から生み出すのは、無理というもの。
(いやきっとそうしたんだよ。そういうことにしておけ。)

けれど殺生はご法度でございます。
さて、困ったね、お地蔵さん。
(困らせているのは、他でもない私だ。)

しかし!
お地蔵さんといえば、だれもが皆思いつく、
とても素敵な隠し玉を持っている。
それは……。

お 供 え 物 。

何処の地蔵も、団子やら花やら駄菓子やら菓子パンやら
いつのだか判らん牛乳(笑)やら、
いろいろと頂戴しておられます。

つまり、地蔵は、その魅力を最大限に発揮して、
通りかかった人々や、
通りかかられた(じーさんの家まで練り歩いたんだろ、地蔵)人々が、
どうにもこうにもお供え物をあげないことには居ても立っても居られない、
狂おしいまでの供物欲(なんだそれ)を刺激するという、
地蔵ならではの裏技(以下、地蔵パワー)を備えている、と。
そうか、さてはその手を使ったんだな、この悪どい地蔵どもめ!

とはいえ、今回は、そんじょそこらのお供え物とは違います。
団子やら花やら駄菓子やら菓子パンやら
いつのだか判らん牛乳(引っ張るなー……)を貰ってもしょうがありません。
なにしろ、心優しいじーさんへの恩返し、
しかも正月を祝う(そしておそらく厳しい冬を乗り切る)ための品々です。

これはもう、相当量の地蔵パワーを発揮しなければならないはず。
きっと地蔵は、心優しいじーさんのために、死をも覚悟したことでしょう。

うん、なんだかちょっと良い話になってきたんじゃないかぃ?

これなら、年の瀬の暮れなずむ淋しい町であっても、
何処かに人間さえ居れば、欲しいものを調達できる。
地蔵たちが凄まじい地蔵パワーを放出しながら、
雪の中に立ち、町を練り歩き、そしてじーさんの家へ向かったことは、
想像に難くありません。

その地蔵パワーたるや、きっと、
丸裸になってでも盛大なお供え物をしなければ、
末代まで祟り殺されそうな程の、強烈な磁場だったことでしょう。
その只中に居た人々が、果たしてその後も
健やかに暮らすことができたかどうか、
それは定かではありません……。

それにしても、この地蔵パワーによるお供え物採集というのは、
なんというか……要するに、マインドコントロール……?

いくらじーさんに恩返しをしたいという大義名分があろうとも、
罪も無い多くの人々から、大切な食糧や金銀財宝を
マインドコントロールで搾取してはいけません。
結局のところ、やっぱりとんでもねぇ極悪地蔵じゃああるまいか……。

あな恐ろしや、かさじぞう。
略奪地蔵と電波地蔵、貴方はどちらがお好みですか?



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# by zbeat | 2006-11-05 20:59 | オカルト
笠地蔵の謎
『かさじぞう』。
日本一有名な昔話のひとつではないかと思います。

大晦日に、新年に備えて里へ笠を売りに行ったじーさんが、
結局ひとつも売れずにトボトボと家路についた道すがら、
雪に埋もれた地蔵を憐れに思って笠を被せてやったら、
真夜中に地蔵が食い物やら金銀財宝やらを山ほど持って
恩返しにやってくるという、アレです。

大晦日に笠売っても、そりゃぁ売れねぇだろうと思うんですが、
まあ、そんなことはさておき。

恩返しとはいえ、地蔵が橇(そり)引きずって家までやってくる時点で、
相当恐ろしい光景のように思われますが、
それを怖がるどころか有難がっているじーさんばーさんの
図太い神経というか、厚かましさもさることながら。

私が気になって仕方が無いのは、
この地蔵たちが、そんなにたくさんの貢物を、
いったい何処でどうやって調達したのか、ということでございます。

だって……地蔵ですよ。
某消費者金融のCM(古っ!)のごとく町に繰り出していって、
果たして物を売ってもらえますかね?
普通の人は、多分逃げます。
変装したって、さすがに地蔵じゃあバレバレじゃあなかろうか。
だれか人間に頼むという手もありますが、
頼まれてくれる人間が居るかどうか……。
普通、逃げられます。
もしくは、見なかったことにされます。
まあ……私なら、面白いので引き受けますが(笑)。

しかし、仮に上記のような問題を、
なんらかの手段でクリアできたとしても。

も う 店 は や っ て な い で し ょ ー よ 。

なにしろ笠売りのじーさんが諦めて帰ってきちゃったんですから。
残念ながら、地蔵軍団は、閑散とした年の瀬の人里をうろついて、
なんの収穫も無く、すごすごと帰途に着くしかないわけです。
……じーさんんと同じじゃないか……。
それ以前に、金なんか持ってないだろう、地蔵(笑)!!

しかし、なんとしても心優しいじーさんに恩返しをしたい、心優しい地蔵。

とはいえ、いかな有難い地蔵といえど、なにもない虚空から
ホイホイと鯛だの米俵だの金銀財宝だのを
出してこられるとも思えません。

はてさて。
じゃあその貢物はいったい何処から?

これはもう、きっと追剥、強盗、悪事の限りを尽くして
掻き集めたに違いない(笑)!!
目の前を通りすがる罪も無い旅人から大根を掻っ攫い(何故大根)、
罪も無い里人の大切な正月用の鯛を奪い、
じーさんの家へと向かう道々、罪も無い人々の家を襲って
米俵や鏡餅や門松を巻き上げ、大判小判をざっくざっくと強奪し、
それはもう、筆舌尽くしがたい悪行の数々。

それはまさに、恐怖の極悪地蔵略奪団。
地蔵たちの通った後は、死屍累々、阿鼻叫喚の地獄絵図。

そして、無事、じーさんに恩返し。

地蔵の恩返しに素直に喜ぶじーさんばーさんの陰では、
大勢の罪も無い人々が泣かされているわけです。
ひょっとして、じーさんばーさんも、一夜明けた新年の朝、
表へ出たら、まるで戦の跡かのようなその惨状に、
喜びも束の間、気が触れるか、ショック死するかもしれません。

おいおい、だれも幸せにならないじゃないか。
……な、なんて恐ろしい話なんだ、『かさじぞう』……。
(恐ろしいのは私の頭の中だ。)



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あああそういえば……。
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# by zbeat | 2006-10-27 00:49 | オカルト
ミス・ゾンビ
トップ絵を変更。

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はい、皆様ご存知、Number 9でございます。

いやぁ、この方は、ゾンビ回随一の美女だと思います。
口が裂けてもなお、こんなにも美しい方を、私は知らない。

女たるもの、こうありたいものです。



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# by zbeat | 2006-10-24 23:30 | リビングデッド、もしくはゾンビ
埋没するその腕を
それが目に留まったのは、多分、偶然だったのだと思う。
累々の屍に埋もれたそれに、僕は見覚えがあるような気がした。

特徴のある、手の甲の、蜥蜴の刺青。

屍の山の中に、それだけが覗いていた。

見間違いかとも思い、僕は屍を踏み越え、
それに近付いて、目を凝らす。

間違いない。
僕は、これを知っている。
とてもよく、知っている。

僕は、その、見覚えのある刺青を施した手を、掴んだ。
冷たかった。
あたりまえだ。これは屍体の手だ。

先に繋がる、よく知る人の屍を思い描きながら、
力いっぱいその手を引っ張る。

まるで手応えも抵抗も無かった。
勢い余って、僕は屍の上に尻餅をついた。

腕だけを、抱えていた。
肩から先は無かった。
僕は、よく知る人の、腕だけを、見つけた。


屍の山に埋もれた腕。


そのときの僕の気持ちは、安堵だったのか、落胆だったのか、
それとも他のなにかだったのか。
とにかく僕は、よく知る人の腕を抱えて、溜息を吐いた。

消息が判らなくなって、もう随分と経つし、
もはや連絡の付けようも(お互いに)無いから、
気にはかけていた。
けれど、ずっとその人を捜していたかといえば、それは嘘になる。
いつか会える、また会いたいと、
そんな淡い期待はしていたけれど。

捜していたわけではない。


今や特定のだれかを捜すという、そんな行為は無駄に等しいと、
僕は識っている。
皆、識っていることだ。

腕の中の、腕を見つめる。

どうして腕だけなのか。

少なくとも、刃物で斬り落としたわけではないようだ。
それならば、引き千切られたのか、喰い千切られたのか。
あるいは不慮の事故で腕だけを失くしたのか。
……この屍の山に埋もれていたのだから、それは考えにくいけれど。

この、よく知る人の、他の部分はどうなったのだろう。

死屍累々の何処かに埋もれているのか。
ゾンビたちの腹に収まったのか。
何処か別の場所で、隻腕のまま生き延びているのか。
ゾンビになっているのか。

そもそも、この腕を失くしたそのとき、
僕のよく知るその人は、生きていたのか、死んでいたのか、
それともゾンビだったのか。

なにも判らない。判りはしない。
僕が見つけたのは、僕のよく知る人の、腕。
ただそれだけ。


なにかの気配を感じた。
潜んでいたゾンビたちが、また戻ってくるのかもしれない。

こんな場所に長居は無用だ。
たとえ、よく知る人の腕を見つけたとしても。
なにしろ、僕が見つけたのは、腕だけなのだから。


僕は、腕の中の、よく知る人の腕を、放り投げた。


そのよく知る人の消息は、今も判らない。


                 退廃的な100のお題:鳥篭/お題配布場所



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# by zbeat | 2006-10-22 22:02 | リビングデッド、もしくはゾンビ