カテゴリ:スティーヴン・キング( 10 )
そして彼等は開拓地へと先に旅立った。
読み終えました。『ダーク・タワーVII(中)』。
帯に「号泣必至!」なんて書いてあるから、
ああ、きっと<カ・テット>のだれか死ぬのね、
とは思っておりましたが、最終巻を待たずして、
ま さ か 奴 が 死 ぬ と は 。
残念だ……。

まあ、ネタバレはいたしませんけれども、
『ダーク・タワーVII』上・中までを読んでの、私の感想は。


えっ、ここで死んじゃうの(驚)!?

そんな死に方なのかよ(茫)!!

オマエもそんな死に方かよ(唖)!!

ええぇぇぇええええぇぇえ死ぬのっ(嘆)!?

あ、死なないんだ(笑)。
オマエも死ぬの(愕)!?

あーぁ、死んじゃったよ、可哀相に(憫)。


こんな感じでしょうかね(全然解らん(笑))。


現在2周目を読んでいるわけですが、
残るローランド御一行様は、果たしてふたりのみ。
最終巻では、どんな結末が待っているのか……。
なにしろスティーヴン・キングですから、
最期の最後(誤変換ではない(笑))で
大団円が待っているとも思えません。

それでも、このままただただ悲惨に残酷に、
物悲しく幕を閉じる物語とも思えない。

最終巻『ダーク・タワーVII 暗黒の塔(下)』の発売まで、
実にあと1ヶ月弱。

待ちきれねぇ! 待ちきれねぇよ!!!!
ふと思い出した、月1刊行『グリーン・マイル』の悪夢(笑)。
この想い、どうしてくれよう。
ローランドなら、解ってくれるか。



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by zbeat | 2006-11-28 23:52 | スティーヴン・キング
会社近くのモルドレッド・デスチェイン
いや、居るんですよ、モルドレッドが。本当に。

e0085092_21512189.jpg


なんだ、この不気味な置物は(笑)!!

通勤途上にある公園の入り口に指を咥えて鎮座する、
子供だか赤ん坊だか天使だか妖怪だかの石像……。
昼間見ても、やっぱりちっとも可愛くないのですが、
夜になるともう、可愛くないを通り越して、
不気味としか言い様がございません。
一応、奥のほうにはジャングルジムやブランコ等のある、
所謂"児童公園"(ただし相当狭い)なんですけれどもねぇ……。

子 供 が 泣 く ぞ 。

これを見た私の頭に浮かんだのは、タイトルのとおり、
『ダーク・タワーVII(上)』ではまだ赤ん坊の、ふたりの父を持つ子供、
モルドレッド・デスチェイン。
ウォルターとの邂逅で、"おしゃぶり"をするシーンもあるしね。
(うっかりさりげなくネタバレ(笑))


それにしても、公園とか駅前って、なんでこういう、
なんだかよく解らない置物っていうかオブジェっていうか、
そういうのがあるんだろうね。
池袋駅東口のこんなのとか。
↑がいったいなにを意味しているのか、だれにどう説明されても
さっぱり理解不能……。


まあ、そんなことはともかく、『ダーク・タワーVII(中)』発売まで、
あと4日。

真剣に待ちきれないのだがどうしたものか。



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by zbeat | 2006-11-24 22:11 | スティーヴン・キング
迂闊だった!
いつの間にか、『ダーク・タワーVII』の上巻が出ていた……。
どうやら10月末ごろに出たらしい(詳細不明)。
今月末に、中巻が出るのは知っていたんですけれども。

『ダーク・タワーVII』が11月発売ということは聞き知っていたので、
10月末に書店で文庫の発売予定を確認した際、店員に、
「スティーヴン・キングの『ダーク・タワーVII』の発売日を知りたい」
と伝えたところ、彼女は「11月末の発売ですー」と仰せだったのだ。
(いやまあ、若干……いや、明らかにいい加減な返答ではあるが。)

後日(11月に入ってから)、別の書店で、貼り出してある発売予定表に、
"11月28日『ダーク・タワーVII(中)』"と書かれていたので、
これは私の知らぬ間に上巻が出たのか、と思い、
新刊コーナーをくまなく物色したのだが、何故か上巻は見つけられず。
既刊コーナーにも無かったので、きっと"(終)"の間違いなのであろうと
(だって『VII』が最終巻なわけだし)、勝手に納得し、
店員に質すこともしていなかったわけですが。

私としたことが、とてつもなく迂闊だったぜ!!!!!
もう発売から2週間も経っているじゃないか!
それなのに私ときたら、のうのうと京極夏彦の『狂骨の夢』を
読み返していたとは……(しかも、今いちばん良いところ(笑))。
ああ、迂闊すぎて涙が出るよ。

これがどれほど迂闊な行為なのかといえば、


 病院の待合室で、ふと何気なく隣りに座っている男性のほうを見たら、

 彼はたまたま『週刊少年ジャンプ』を開いており、

 偶然にも、当時私がコミックスでしか追っていなかった

 『DEATH NOTE』を読んでおり、

 あまつさえ、よりによって偶さか目に入ったそのページで

 ちょうど夜神月が死んでいた。

 (実話)


そのぐらい迂闊。
ありえないほどに迂闊。
一生の恥だ(そんなにか!?)。

そんなわけで、私はこれから、ローランドご一行様の、
最期の旅、最期の物語の始まりを目にすることになります。

……まあ、とりあえず『狂骨』を読み終わってからね。
あと10分もあれば読み終わるでしょう。

それにしても、私はいったい何度読み返せば気が済むのか、
『妖怪シリーズ(京極堂シリーズ)』……(笑)。



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by zbeat | 2006-11-15 22:47 | スティーヴン・キング
完全なる戯言、あるいは雑文
もしも、『ダークタワー』を映画にするなら。

・ローランド・デスチェイン:ヴィゴ・モーテンセン
・エディ・ディーン:セス・グリーン

という構図が、どうも私の頭の中から離れません。
スザンナとかジェイクとか、そこらへんは、
まったく思い浮かばないんですけども。
あまり愛着が無いせいでしょうか(笑)。

あぁ、若かりし日のローランドは、ちょっとヴィゴでは無理ですね(爆)。
美少年だったんだよな。
……今、あんまり美少年って居ないよな、映画界……。
『T2』のころのファーロングとか、だれか連れてこないかな(無理)。
それを言うなら、カスバートとかアランとかスーザンとか、
そこらへんは難しいよな。
スーザンはキーラ・ナイトレイが良いな。

「黒衣の男」は、やっぱりイアン・マクダーミドか。
↑パルパティーンの黒衣に引きずられているとしか思えない発想(笑)。


とかなんとか、独りで夢想しているわけなんですけれど。
さすがに『ダーク・タワー』は映画化されなさそうだなー。
なんだかいろいろと問題がありそうです(苦笑)。

とりあえず、『ダーク・タワー』を読む私の脳内は、常に、
ヴィゴ・ローランドとセス・エディ、ということで。
皆様の脳内で、彼らはどんな人々ですか?



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そんなことより!
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by zbeat | 2006-08-04 00:14 | スティーヴン・キング
近くて遠い、暗黒の塔
やっと出ました、『ダークタワー6 スザンナの歌』。
私は、1周目は1.5日で読了し、例によって2周目でございます。

なんだかものすごく、暗黒の塔に近づいているという口振りなんですが、
読者にはさっぱり見えてこない、暗黒の塔……。
いったい何処にあるのか、どんなものなのか、
そりゃもう気になって仕方がありません。
『7』は秋ですって?
……待たせすぎだよ……。
頼むよ。

それにしても……。

会っちゃうんだ!

死 ん じ ゃ う ん だ (笑) !?


…………すげーよ、スティーヴン・キング。
どうなるんだ???

早いとこ夏が終わって、秋になってほしいです。



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by zbeat | 2006-08-02 01:55 | スティーヴン・キング
絶景
というわけで、お題は一休みでございます。

かれこれ10年近くも昔、渡米中のことです。
私が滞在していたのは、アメリカ北中部、片田舎の町でした。
家は大学に程近く、周辺は拓けているものの、
車で数十分も走れば、一面の畑。
高速に乗れば、左右は畑どころか、広大な牧場が延々と続く。
私はそこで、生まれてはじめて地平線を目にしました。
チーズとトウモロコシが名産の田舎町でした。

ある晩、少し……いや、かなり(笑)離れた、
となり街のショッピング・モールへ車で出かけた帰り道。
ふと気がつくと、私たちの乗る車は、見渡す限りの
トウモロコシ畑の真ん中を通る、一本道を走っていました。

青白く煌々と降り注ぐ月明かりの下で、
たわわに実ったトウモロコシの群れが、風にそよぐ。

その光景に見蕩れる私に気づいて、
彼女は車を停めてくれました。
きれいでしょう、と言って。

車を降りて、トウモロコシ畑を見渡し、
若い植物の、あの青臭い緑の匂いに包まれて、
私は、嘘偽り無く、心の底から、
その長閑(のどか)な美しさに感嘆しました。
まさに、絶景、と。

そして、その数瞬後。
えもいわれぬ、仄昏い恐怖を感じました。

ただしそれは、背筋を氷が走り抜けるような鋭い恐怖ではなく、
項(うなじ)をひんやりとした柔らかい指先でそっと撫でられたような、
ほんのりとして、緩やかな恐怖。

私の無意識かには、多分、スティーヴン・キングの
『トウモロコシ畑の子供たち』があったことは否めません。
けれども、そのときの私は、それに思い至ることも無く、
ただ、空寒いものを感じただけです。

月明かりに照らされた、だだっ広いトウモロコシ畑のなかには、
なにか、得体の知れない忌まわしいモノが潜んでいる。
その思いは、車に乗り込み、トウモロコシ畑をあとにしても、
消えることはありませんでした。

きっと、美しい光景というものは、ただそれだけで、
絶大な力を持っていて、人間の心、というより、
意識の奥深くになにかを呼びかけ、
人間もまた、その呼びかけに、応えるのでしょう。
そして、その絶景から溢れくる絶対的な力と、
圧倒的な存在感に、たかが人間が敵うはずもなく、
だから人間は、そこに感動を覚え、
同時に、恐怖すら感じるのだと、私は思います。

かのスティーヴン・キングも、こんな光景を目にして
『トウモロコシ畑の子供たち』を書き上げたのだろうか。
そう考えると、ほんの少しだけ、
彼の領域に踏み入ることができたように思えて、
なんとも妖しげな幸福を感じます。


もう一度、あの場所へ行きたい。



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by zbeat | 2006-05-17 21:17 | スティーヴン・キング
塔と薔薇と狼と
出ましたね。
ダーク・タワー5 カーラの狼』。
私は現在、2周目を読んでおります。

あの神父さんが出てきました。
というか、「カーラの狼」とか言いながら、
ほとんどがあの神父さんのその後のお話でございます。
狼、かなり影が薄いですよ……(苦笑)。
いや、あの神父さんのことは大好きなので、
個人的には全然構わないんですけれども。
(どの神父さんか判らない方は、こちらを読むのが良いでしょう。)

そして、スザンナがとうとう………………。


いやいや、多くは語りますまい(笑)。

なんだか物語が若干分裂気味な感もあるのですが、
今後の展開が気になります。
しかも、次刊は8月だそうな。
……8月って……。
4ヶ月も先じゃないですか。
もう完結している小説の続刊に、4ヶ月も待たされるなんて。
なんか釈然としねぇ……。
さくさく翻訳しろよーーー。


当初の予定より遅れてませんか。

などと言ったところで、どうしようもないので、
おとなしく指を咥えて待つことにいたします。
ここまで翻訳で読んだからには、
最後まで翻訳で読みたいです。

がまんの子。



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by zbeat | 2006-04-05 21:19 | スティーヴン・キング
目指せ、暗黒の塔
原書では既に完結している、スティーヴン・キングの
『ダーク・タワー』シリーズが、2005年11月から、
新潮文庫で刊行され始めて、4ヶ月。
2月末で4作目、『魔道師と水晶球』。

ようやっと。
角川書店から既刊のハードカバーに追いつきました。
まあ、加筆訂正がなされているわけではありますが。
……やっとやっと、今月末から、新しいお話が読める。
そう思うと、なんともはや、長い年月だったなー、
などと思ってしまいます。

長い年月だっただけに、『ガンスリンガー』を読み始めて、
殆どすっかりお話を忘れかけていたことに気が付きました(笑)。
月刊誌の、しかもよく休載する漫画家さんのコミックスの
新刊が出たときと良く似た気分です。
「駄目だ、前巻までの話を忘れた……」と、前巻を手に取り、
前巻の話も忘れていて、前々巻を手に取り、
それも忘れていて、さらに遡り、結局1巻から読み直すような。
そんな気分。

ああもう、『多重人格探偵サイコ』とか、『多重人格探偵サイコ』とか、
『多重人格探偵サイコ』とか、あと、『多重人格探偵サイコ』!!


何処がどう”加筆”され、”訂正”されたのやら判りません……。

が、そうは言っても、やっぱり嬉しい、『ダーク・タワー』。
思えば私は、『ガンスリンガー』で、
スティーヴン・キングの世界と出会ったのでした。
ありがとう、ローランド・デスチェイン。

カスバート・オールグッドが大好きなので、
これからまた、ローランドの過去が明らかになってゆくにつれて、
必然的に、カスバートに関する物語も語られるのではないかと、
わりと期待しております(乙女ちっく発言)。

そんなわけで、新刊の発売まで、じっくりじっくり、
何度も読み返す日々が続くのでございますが。

ただひとつ、個人的に、とても残念なことがあります。

せっかくの大巨編ファンタジーなのだがら、
いきなり文庫ではなく、ハードカバーで刊行して欲しかった!
ハードカバーの単行本の、あのどっしり感、存在感。
「これぞ大巨編!」と、これでもかとばかりに
力強く主張してくれるハードカバーが、私は大好きです。
……まあ、たしかに場所には困りますけども(苦笑)。

だから、すんなりあっさり文庫で刊行されてしまうのが、
ちょいと寂しかったり。
やっぱりファンタジーはハードカバーがいちばん。
だが『ハリー・ポッター』は読まない、絶対に、間違い無く。

何はともあれ、次刊、『カーラの狼』が楽しみです。



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by zbeat | 2006-03-05 22:08 | スティーヴン・キング
King of Kings
キャッスルロックよ永遠に」で述べたように、
私はスティーヴン・キングが大好きです。

が、「キング作品でいちばん好きなのは?」と訊かれると、
どうにも返答に窮してしまいます。
好きな作品が多すぎて。

そこで私は、卑怯にも、そのときどきで、
相手によって”いちばん好きな作品”を使い分けることにしています。
要するに、相手の嗜好を窺って、
それに即した作品の名前を挙げるわけです。

例えば、相手がファンタジーを好むなら、
『タリスマン』や『暗黒の塔』、
SFを好むなら、
『トミー・ノッカーズ』や『スタンド』、
ホラーやオカルトを好むなら、
『キャリー』や『クリスティーン』、『デスペレーション』、
スリラーを好むなら、
『ミザリー』、『クージョ』、
感動的なお話を好むなら、
『グリーンマイル』、『スタンド・バイ・ミー』、
といった具合です。

そうして名前を挙げる作品は、勿論、
私が本当に好きな、面白いと思っている作品です。
そこに偽りはありません。
けれども、本当に”いちばん好きな”作品かと問われると、
実はこれっぽっちの自信も無かったりします。
いや、大好きなことに変わりは無いんですけども。
しかし、”いちばん”となると、やっぱり困ってしまいます。

まあ、それは、なによりも、単(ひとえ)に
好きな作品の数が多すぎるが故、ではあるのですが。
そうは言っても、”いちばん好きな作家”なのに、
”いちばん好きな作品”を上げられないのは、
なんだか格好つけているだけの、イタイ人みたいです。
かといって、「どれも好きだから決められない」なんて言うのは、
知ったかぶりなだけの、これまたイタイ人みたいです。

というか、そもそも、そんなことを言ったら、
それこそ大嘘です。
嫌い、とは言わずとも、”好きではない”、あるいは、
”面白くない”というレベルであれば、
そういった作品は、正直、わりとあります。
あれだけ著作があれば、まあ、そんなもんです。

しかしながら、相手に合わせていちばん好きな作品を挙げる、
というのも、質問者はともかく、
著者であるスティーヴンキングに対して、
大変不誠実な行為であるように思えてなりません。

そのようなわけで、”いちばん好き”な
スティーヴン・キングの作品を、改めて考えてみましたが……。
結果、失敗に終わりました。
やはり、ひとつには絞り切れないようです。
無理です。
”BEST 5”のような、順位すらつけられません。
(それができれば、”いちばん”も挙がりますしね、必然的に。)

ということで、なんだか相変わらず非常に纏まりがありませんが、
私のなかの、”いちばん好きなスティーヴン・キング作品”の
候補を挙げることにします。
(順不同、思いつくまま。)

ローズ・マダー
神々のワードプロセッサ
死のロングウォーク
ニードフル・シングズ
例のあの感覚、 フランス語でしか言えないあの感覚
ドロレス・クレイボーン
いかしたバンドのいる街で
クージョ
キャリー
ゴーサムカフェで昼食を
ハイスクール・パニック
グリーンマイル
ダーク・ハーフ
ダーク・タワー

いちばんは、皆様からの投票で選びたいと思います(嘘)。



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by zbeat | 2005-12-12 19:59 | スティーヴン・キング
キャッスルロックよ永遠に
血迷える巨匠たち」であんなことを言っていますが、
私はスティーヴン・キングが大好きです。
どのくらい好きかというと、
「好きな作家は?」と訊かれて、
一番に名前を挙げるぐらいには大好きです。
ある友人に言わせると、スティーヴン・キングは
「描写がくどい、しつこい」そうですが、
私は彼の、あの、過剰なまでにねちっこ~い描写の仕方が
非常に好きです。
……いや、まあ、たしかに辟易することもありますが……(笑)。

スティーヴン・キングは、広く評されているように、
稀代のストーリーテラーであることは勿論、同時に、
”異形のモノ”を想像し、産み出す天才でもあると思います。

『暗黒の塔』シリーズや、
それと地続きの『タリスマン』、および『ブラック・ハウス』
(ピーター・ストラウブとの共著ではありますが)に現れる
数々のクリーチャー然り、
『トム・ゴードンに恋した少女』に現れるLord of Lost
(和書未読につき、邦名が不明です。ごめんなさい)然り、
『霧』に現れる異世界のモンスター然り。
最近では、件の『回想のビュイック8』で、
Bガレージのビュイック・ロードマスターから、
様々な”異形のモノ”が出現しました。
いや、『回想のビュイック8』のビュイック・ロードマスターも、
『クリスティーン』のクリスティーンも、
それ自体が”異形のモノ”。
考えようによっては、『グリーンマイル』のジョン・コーフィでさえも、
”異形のモノ”と言えるかもしれません。
(決して差別的な意味ではなく。)

この”異形のモノ”たちの姿を思い描くに、
映像化するのは大変難しそうです。
実際、映像化された多くの作品が、失敗に終わっているような。

そのくせ、そんな気味の悪い生き物たちが
ゾロゾロ出てくる作品を書く一方で、
『アトランティスの心』や『スタンド・バイ・ミー』といった、
清々しくも切ない作品を書くのだから、見上げたものです。
(なんだ、その失礼な言い草は。)

けれども、スティーヴン・キングの最大の魅力というのは、
なんといっても、彼の多くの作品が、
架空の街キャッスルロックへ、
そしてさらに『暗黒の塔』へと繋がってゆくことだと思います。
これについても、広く言われていることですが。

その繋がりは、登場人物や舞台(主としてキャッスルロック)によって
明確に示される場合もあれば、地名や名前、事件等が
登場人物の会話や、情景描写のなかに、
ほんの一言現れるだけの場合もあります。
スティーヴン・キングの愛読者の多くは、
この、作品同士のちょっとした繋がり、
いわばリンクを発見することで、
彼の作品に対して、よりいっそうの深みと、
愛着を感じるのではないでしょうか。
少なくとも、私はそうです。
にやりとほくそ笑んでます。

『暗黒の塔』とキャッスルロックを中心に相関図を作れば、
それはそれは壮大なものが出来上がること請け合いです。
これだけ雄弁に語っておいてやっていないのか、
という突っ込みはご勘弁願います。

いやはや、スティーヴン・キングの頭の中が
いったいどうなっているのか、
『死霊のえじき』のローガン博士ばりに解剖して
確かめてみたいものです。
(ヲイ!)



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by zbeat | 2005-10-30 00:14 | スティーヴン・キング