輪廻転生
よく、「俺はシド・ヴィシャスの生まれ変わりだ。
何故なら誕生日がシドの命日だから」などと
仰る御仁がいらっしゃいますが。
(いやべつにジョン・レノンだろうがジミ・ヘンドリクスだろうが
ランディ・ローズだろうがジャニス・ジョプリンだろうが、
それはだれでも良いんですけれどもね。)

それは絶対におかしい!と、私は思います。

織田信長だとか、小野妹子だとか、平将門だとか、
諸葛亮孔明だとか、レオナルド・ダ・ヴィンチだとか、
そういった遥か大昔にお亡くなりの方々の生まれ変わりなら、
信じる信じないはともかく(いや、信じないが)、
まあそんなこともあるかね、って感じなんですが。

近年亡くなった著名人の没年月日と誕生日が同じだから、
その方の生まれ変わりだなんて言われましても、
そりゃあねぇだろうと思うのです。

だって、よく考えてみてくださいよ。
没年月日というのは、その方がまさに死んだ日。
仮に人間に、魂やら霊魂やらなんかそんなようなものがあるとして、
ある人間が死んだその瞬間に、それは肉体から離れると考えたら、
その日に生まれたからって、その赤ん坊と死人の魂には、
なんの関係も無いじゃないですか。

その日に生まれたその赤ん坊は、少なくとも、その十月十日前には、
もうこの世に存在していたということでしょう。
いや、そのさらに前、精子もしくは卵子として誕生していたとさえ言える。

これじゃあ計算が合いません。

もしも没年月日と誕生日の一致を根拠に
自分はだれかの生まれ変わりだと証するならば、
その生まれ変わられたほうの人間(変な日本語(笑))の
魂だか霊魂だかなんだかそういったものは、
生まれ変わる(予定)の人間となる(予定の)
精子もしくは卵子として、死の10ヶ月以上も前に
転生しているとでも言うのか。

じゃあ残ったほうの肉体ってなによ?
魂が抜けたからこそ死んだということか?
そうなのか?

私にとっては、ある人間が死んだそのときに生まれた
精子もしくは卵子から、その人間の生まれ変わりが誕生する、
と考えたほうが、よっぽど自然なんですけれども。
100歩譲っても、ある人間が死んだそのときに受精した胚から
その人間の生まれ変わりが誕生する、としか考えられません。

例えば、ジョン・レノンは1980年12月8日に死んだ
(というか、殺された)わけですが、その日に発生した
精子もしくは卵子が翌日受精し、十月十日を経た
1981年10月10日前後に誕生したお子さんが、
ジョン・レノンの生まれ変わりだと言うならば、
まあ、可能性として間違ってはいないことは認めます。
(ややこしいので、時差は考えない。)
そんなこともあるかもしれませんね。
べつに信じちゃあいないですが。

仮に、ジョン・レノンの死んだ1980年12月8日に生まれたお子さんが
彼の生まれ変わりだとしたら、それまで彼とはまったく無関係だった
そのお子さんに、そのとき突然、彼の魂が宿ったということになります。
そりゃ転生じゃなくて憑依だろ(笑)。

そんなわけで、皆様。
ご自分のお誕生日から十月十日遡ったその日に
お亡くなりの方を探してみてください。
ひょっとしたら、貴方はその方の転生かもしれません。

没年月日(命日)データベース



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by zbeat | 2006-11-08 23:50 | オカルト
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