君が僕を切りつけた
キミのその告白は、刃となって、ボクの心を切り裂いた。
信じられない思いで、さらなるセリフを投げつける
キミの姿を見つめながら、ボクは決意した。

悪いのは、キミだ。

ボクは、怒鳴りつづけるキミに背中を向け、
窓を開けて、下を見おろした。
ここは3階。
下には、目に見える範囲だけで、6体のゾンビ。

いぶかるキミの首根っこを掴んで窓辺に引き寄せ、
腕をねじりあげて、窓の外に、キミの身を乗り出させる。
なにをするの、と、キミが言い終わるより早く、
ボクは、キミの脚を抱えあげて、キミを、
窓の外へ放り出した。

真っ逆さまに落下するキミ。
地面に叩きつけられたときの音からすると、
骨の2、3本は折れたかもしれないけど、
ボクの知ったことじゃない。
むしろ好都合。

わらわらと、ゾンビたちがキミに群がりはじめる。
キミの悲鳴に誘われて、物影からも、
ぽつり、ぽつりとゾンビが姿を現す。
醜い声で、汚い顔で、泣き叫び、助けを求めるキミが、
生きながらにして喰われてゆく様子を、
ボクは高みの見物、というわけだ。

べつに心は痛まない。
あんなことを言って。
悪いのはキミだ。


                 退廃的な100のお題:鳥篭/お題配布場所



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by zbeat | 2006-08-07 00:30 | リビングデッド、もしくはゾンビ
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