ゾンビたちの挽歌
DVDで『ランド・オブ・ザ・デッド』を見直していて、ふと思った。

ゾンビ王国」でも触れましたが、
あれだけゾンビたちが賢くなったら、やっぱり、そのうちに、
ゾンビは、自分たちのルールに則って、
ゾンビの、ゾンビによる、ゾンビのための国というか、
コミュニティというか、なんというかそういったものを
作ることになるに違いありません。
実際、『ランド・オブ・ザ・デッド』では、ビッグ・ダディを主導者として、
本能とは明らかに異なる自らの"意思"によって、
人間たちの住まう街、フィドラーズ・グリーンへ攻め込んでいました。
そしてラストシーンで、彼らもまた、
彼ら自身の永住の地を求めて、
何処(いずこ)かへと去ってゆきます。

さて、現段階(といって良いものかどうか分かりかねますが)では、
ゾンビたちは皆、ビッグ・ダディを自分たちの指導者、
ボスとして、付き従っているわけですが、
個体差はあるものの、それぞれのゾンビが知能や思考、
意志を持つようになるのですから、
「俺は(私は)ビッグ・ダディのやり方は気に入らん!」
なんて言い出す奴が現れてもおかしくはありません。

もしくは、まったく別の場所で、まったく別の理念を持って
"進化"したゾンビたちの集団が存在することも考えられます。
というか、ビッグ・ダディ率いるゾンビたちだけが特別で、
そのほかのゾンビたちのすべてが、
相変わらず胡乱なままに、ただ地上を彷徨っているというのは、
少々考え難いような気がいたします。
一部であっても、同じ"進化"を辿った可能性はある。

そうすると、人間たちが愚かにも小競り合いをするのと同様に、
ゾンビたちもまた、ビッグ・ダディの下を離れた一派や、
別の地域のゾンビ勢力と、壮絶な縄張り抗争や、
頭目争いを繰り広げちゃったりなんかしちゃったりしないでしょうか。

……まあ、ビッグ・ダディは温厚そうだから(なにを根拠に(笑))、
同族同士、自ら闘争を仕掛けるということは無さそうですが、
他のゾンビたちが皆、彼と同じように思慮深いとは限らないし、
それに、例えば愛するNumber 9(妄想)に手を出されでもしたら、
流石の彼も、きっと黙っちゃいないでしょう。

ましてや、何処かの不良ゾンビによる
ゾンビ大虐殺事件なんぞが起ころうものなら、
血で血を洗う、壮絶かつ凄惨な争いが始まること間違い無し!

それはゾンビ版仁義無き戦い。
大父組組長ビッグ・ダディと、姐さんNumber 9。
うん、とすると、ゾンビ版極道の妻たちもあるかもしれない。
人間そっちのけの、激しい死闘が繰り広げられ、
次々と死んでゆくゾンビたち。
最後に生き残るのはだれだ!?
それじゃあゾンビ版バトル・ロワイアル。

……あああ、めくるめく甘美なる妄想。
だれかそんな映画、撮ってください(他力本願)。



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by zbeat | 2006-07-21 19:22 | リビングデッド、もしくはゾンビ
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