ゾンビは上手く踊れない
あたりまえだ、馬鹿野郎って!?
いやいや、でもいるんですよ、踊るゾンビ。

それは『死霊の盆踊り』……………………ではなくて
(あれはただの水着のねーちゃんだ(笑))。

マイケル・ジャクソンの『Thriller』です。
このミュージック・ビデオ、全編通して見たことはなくても、
マイケル率いるゾンビたちの集団ダンスの部分だけなら、
ご存知の方が多いのではないでしょうか。

いやあ、格好良いぜ! 圧巻だ、ゾンビ・ダンサーズ。

それぞれのゾンビの特殊メイクや衣装も、
さすが天下のマイケル・ジャクソンだけあって(?)、
下手なゾンビ映画より全然金がかかってそうです。
凝ってます。若干(いや、かなり)わざとらしいゾンビだけど(笑)。
振り付けも人間らしくないというか、ゾンビらしいというか。
いや踊るゾンビを見たことがないので、
実際ゾンビらしいかどうかは判りませんが。
ああ、マイケルーノが踊ってた……、って、
マイケルーノは確実に真似っ子だ。
しかも本当はそんな名前は付いていない。

……なんの話だ。

とにかく、ホラー映画仕立てになっていて、
とても素敵で格好良いミュージック・ビデオなのです、『Thriller』。
唯一、マイケル・ジャクソンの特殊メイクだけが、
ゾンビというより出来損ないのミイラみたいで、
いまひとつではありますが……(笑)。

ミュージック・ビデオのストーリーとしては、
映画館で狼男映画を見ていたカップル(マイケルと黒人の女の子)が、
その帰り道、都合良く墓地の横を通っていたら、
運良くゾンビに取り囲まれて、ふと見たらマイケルも
ゾンビになってるよ~!ってところで、突然マイケル&ゾンビーズが
踊りだしたのを良いことに、彼女は逃げ出し、
森の中らしき一軒家にまんまと逃げ込んでしまい、
壁だの床だのぶち破って迫り来るマイケル&ゾンビーズ、
はや一巻の終わり!!っと思ったら夢オチか……っと思ったら
マイケルは実は狼男、というもの。
(途中の解釈が間違っているというご意見は受け付けておりません。)

いやいや、なにが怖いって、「キャーーー!」という悲鳴が上がり、
スクリーンではさぞかし恐ろしい場面が繰り広げられているであろう
狼男の映画を見ながら、ニヤニヤ笑いながらポップコーンを
頬張っているマイケル・ジャクソン(まだ黒かった)の顔です。

しかしながら、コレに関しては、目くそ鼻くそを笑う、
ワタクシ、人のことをとやかく言えた義理ではありません。
スクリーンでどばしゃーっと内臓がぶち撒けられていても、
平気の平左でポップコーンを食っておりますので、
ここは突っ込んではいけないところだろうと自覚しております。
もう突っ込んだけどね。

冗談はさておき、このミュージック・ビデオの、
ゾンビたちがぞろぞろ出てくる部分が良いのですよ。
まあ、所詮はミュージック・ビデオ、という向きもあるかもしれませんが、
深い低音のナレーションが入り、年季もののゾンビが
墓地から出てくるは、マンホールから這い出してくるは、
なんだか良い味出しているのです。
しかしマンホールからゾンビとは、
殺人事件か死体遺棄事件でもあったんでしょうか。

歩いているうちに、手がもげちゃうゾンビなんぞもいて、
ミュージック・ビデオのくせに、細かい描写。
これぞホラー映画な味わいです。
どうせなら、踊りながら手だの足だの首だのが
千切れて吹っ飛んでしまえばなおいっそう良かったのに。
臓物も引っ張り出してしまえばさらに良かったのに。
私がこのビデオの監督なら、絶対そうしますが。

おい、 ミ ュ ー ジ ッ ク ・ ビ デ オ なんだよ。

と、マイケル・ジャクソンから永久にダメ出しされますか。
それは残念。

それにしましても、このミュージック・ビデオのゾンビたち、
どうやら豪くお行儀が良いらしく。
ビデオの最後には、自分の家(つまり、墓、そしてマンホール)に
戻って逝きます(誤変換ではない)。
しかも、「バイバイ」なんて、手を振る奴までいます。
実にほのぼのした雰囲気が漂います。

こんなゾンビたちとなら、なんだか仲良くなれそうだ。
………………しかし皆、相当年季入ってるっぽいから………………。

臭そうだな。



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by zbeat | 2005-12-10 21:15 | リビングデッド、もしくはゾンビ
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