ゾンビ王国 探索最終日
ゾンビ王国 探索初日
ゾンビ王国 探索2日目
ゾンビ王国 探索3日目
ゾンビ王国 探索4日目
ゾンビ王国 探索5日目

なんだかんだで、結局今回も計6回。
それなのに、実はまだまだ割愛してしまった部分が……。
この長文体質をどうにかしたいものです。

さて。
『ランド・オブ・ザ・デッド』の、先にあるもの。

今回、ロメロは、彼のゾンビたちに知能を与え、
ゾンビが進化する種族(というのか……?)であることを提示しました。
(『死霊のえじき』にもその片鱗はありましたが、
私はあれは、”進化”ではなく、”学習”と捉えています。)

そして、この映画の最後で、ゾンビたちもまた、
何処(いずこ)へともなく去って行きます。

前回も少し触れたのですが、このラストシーン、
どうにも私には、(前作までと比べれば、という前置きは必要ながら)
非常に平和的なものに見えて仕方がありません。

個体差はあるのでしょうが、ゾンビたちが知能を持ち、感情を持ったら。
次は”知性”を持ちはじめるような気がします。
そして、知性を持てば、必然的に、次に芽生えるのは、
”文化”であり、”文明”です。

そう考えると、いずれゾンビたちは、まさしく
”Land of the Dead”、
つまり、ゾンビの王国を築くことになりはしないでしょうか。
(もっとも、ゾンビは子孫を残すことのできない、
滅び行く種族でしかありませんが……。)

もちろん、その場合でも、ゾンビにとって、
人間が食糧である事実は変わらないはずです。
けれども、ゾンビが、知能も、感情も、知性も、
文化や文明さえも持ってしまったとしたら、
人間である私がゾンビたちに強く感情移入したように、
人間に対する憐憫の情や、共感を覚えるゾンビが現れても
おかしくはありません。

例えば、食肉として屠殺される動物たちに憐みを感じて
菜食主義者となる人間が、少なからずいます。
それは、必ずしも好ましいことだとは思いませんが、
事実として、そのような考え方をする人間もいるわけです。

すると、ゾンビたちの中にも、
現状よりももっと穏便な、平和的解決を望む者が現れる可能性は、
決して低くないとは考えられませんか。
……勿論、人間にしてみれば、
どうあれ喰われることに変わりはありませんから、
穏便もくそもあったもんじゃないですが。

いや、本当に上記のような世界になってしまったら、
もうゾンビ映画は、所謂ゾンビ映画として成立しなくなるので、
当然、そんな展開はだれも望まないであろうことは解っています。

それでも、あのラストシーンを観て、
ゾンビたちもまた、自らの属する国を創り上げた世界を
想い描いてしまうのは、私だけでしょうか。
……私だけですね、多分。

血迷っているのは、他でもない、私です。



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by zbeat | 2005-11-12 20:11 | リビングデッド、もしくはゾンビ
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